Node.jsのインストール

この前、Firebaseをとにかく使ってみたくて、いつの間にかどこのタイミングでどう入れたか忘れたNode.js環境をそのまま使った。順番が前後するが、ここでNode.jsのインストール方法をみていく。

インストーラーパッケージを使ってもNode.jsをインストールすることはできるが、今回はnodebrewというNode.jsのバージョン管理ツールを利用してインストールする方が、バージョンを複数入れてスイッチできたりするために便利なことも多いだろうから、nodebrewを使ってNode.jsをインストールする手順を見ていくことにする。

nodebrewをまずはインストール

nodebrewとはNode.jsのバージョン管理をするツールのことである。
nodebrewをインストールする前にまずは自分の環境にnodeコマンドが入っていたりしないかチェック。 すでに何かしらの経緯で入っている場合、conflictすることが考えられる。

$ which node

何も結果がなければ、パスに見つからないので大丈夫。
それでは、Homebrew経由でnodebrewをインストール。

$ brew install nodebrew

nodebrewが入ったかチェック。

$ which nodebrew
/usr/local/bin/nodebrew

ここで環境変数を調整しておく。
~/.bash_profileを編集して

export PATH="$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH"

を追加する。

環境変数の適用を更新するため、コマンドシェルを立ち上げなおすか、

$ source ~/.bash_profile

で設定を読み込みしなおし。

Node.jsのインストール

無事にnodebrewが使えるようになったら次はNode.jsのバージョンを指定してインストールしていく。

利用可能なバージョンのチェック

$ nodebrew ls-remote
v0.0.1    v0.0.2    v0.0.3    v0.0.4    v0.0.5    v0.0.6

v0.1.0    v0.1.1    v0.1.2    v0.1.3    v0.1.4    v0.1.5    v0.1.6    v0.1.7
v0.1.8    v0.1.9    v0.1.10   v0.1.11   v0.1.12   v0.1.13   v0.1.14   v0.1.15
v0.1.16   v0.1.17   v0.1.18   v0.1.19   v0.1.20   v0.1.21   v0.1.22   v0.1.23
v0.1.24   v0.1.25   v0.1.26   v0.1.27   v0.1.28   v0.1.29   v0.1.30   v0.1.31
v0.1.32   v0.1.33   v0.1.90   v0.1.91   v0.1.92   v0.1.93   v0.1.94   v0.1.95
...
...以下省略

本日時点で最新版はv14.14.0のようだ。
最新版をインストールするか、本日時点でLTS版のv12.x系統をインストールするかだが、 ここではそろそろLTS版も出そうな最新版のv14.x系統の14.14.0をインストールしてみる。

Node.jsの最新のリリース情報は以下を参照
https://nodejs.org/ja/download/releases/ - リリース一覧

しかし、その前にNode.jsをインストールするディレクトリがあるかチェックしてなければ作っておく。 （これをやらずに自分は最初失敗した）

$ mkdir -p ~/.nodebrew/src

ディレクトリが出来たらv14.14.0指定でNode.jsのインストール。

$ nodebrew install v14.14.0
Fetching: https://nodejs.org/dist/v14.14.0/node-v14.14.0-darwin-x64.tar.gz
######################################################################### 100.0%
Installed successfully

インストールできたので使用するバージョンの宣言をする。

$ nodebrew use v14.14.0
use v14.14.0
$ node --version
v14.14.0

v14.14.0が使用できる状態になった。

なお、Node.jsのパッケージ管理ツールnpmも一緒に入ったはずなので、npmのバージョンもここで確認しておく。

$ npm -v
6.14.8

では、Node.jsが実際に動くかどうか、 Node.jsのREPL(対話インタプリタ）を起動してHello Worldしてみよう。

$ node
Welcome to Node.js v14.14.0.
Type ".help" for more information.
> console.log("Hello World!")
Hello World!
undefined

動いているようだ。REPLを終了するには.exitと打ち込めばOK。

> .exit
$

以上でNode.jsをインストールして動作できる環境を用意できた。