Huawei端末でAntutu Benchmarkしてみた

日付 2020/09/18 タグ android カテゴリ others

目次

最近スマホ撤退の可能性も言われているHuaweiだが

Huaweiへの規制がどんどん強まっている

個人的にはHuaweiの端末はカメラが気に入っていたが、今後は手に入れるのが難しくなるかもしれない。今月9月15日に安全保障上の脅威を理由にアメリカ商務省がアメリカの技術を活用してつくる半導体について、国外で製造されるものも含めてファーウェイへの供給を認めないようにする規制を導入したからだ。

以前より規制が始まっていたが、それがより強力になり、Huaweiが独自に設計したKirinプロセッサーが製造できなくなるだけでなく、MediaTek等のプロセッサーを輸入してスマホを製造するのも難しくなるのではないかと予想されている。

そういえば、最近、HuaweiはMediaTekのDimensityプロセッサーを導入した端末発表が増えていたなと思っていたが、なかなか厳しい状況に置かれてそう。

Huawei端末で良かったと思っていたところ

何も考えなくて撮影しても自動で綺麗にしてくれる
暗所での撮影がとにかく強い
Phone Cloneで簡単にデータも移行できた

一方、最近発売されたHuaweiの端末では

GMS(Gmail, Youtube, Google Mapなど）が利用できない
OSのアップデートが提供されるのかに不安
アメリカが懸念しているような安全保障上の問題って本当にあるの？

といった不安要素があった。

Honor 20 vs Honor 9X スペック比較

Honor 20とHonor 9Xを比較する機会があったので、 Huawei端末の入手が難しくなる前にAntutu Benchmarkテストをちょっとやってみた。

	Honor 20	Honor 9X
CPU	Kirin 980 (7nm)	Kirin 810 (7nm)
メモリ	6GB RAM, 128GB ROM	4GB RAM, 64GB ROM
ディスプレイ	6.26インチ IPS LCD 1080x2340ピクセル	6.59インチ LTPS IPS LCD 1080x2340ピクセル
リアカメラ	48万画素(wide) 16万画素(ultrawide) 2万画素(macro) 2万画素(depth)	48万画素(wide) 2万画素(depth)
フロントカメラ	32万画素(wide)	16万画素(wide) ポップアップ式
バッテリー	3750 mAh	4000 mAh
重量	174g	206g

Antutu Benchmark v8.2.4対決

バッテリー消費はパフォーマンスモードにして測定

	Honor 20	Honor 9X
総合	396525	310748
CPU	130864	103989
GPU	128854	86228
MEM	72284	61923
UX	64523	58608

バッテリー消費はノーマルのデフォルトにして測定

	Honor 20	Honor 9X
総合	349240	297594
CPU	118508	93026
GPU	114140	85739
MEM	64411	628181
UX	52181	56011

さすがにKirin 980 > Kirin 810の通りの結果となったが、ノーマルの何も設定していない状態だとKirin 980を積んだHonor 20は結構なスコアダウンが見られた。Kirin 980の方が発熱がひどいからなのか、ノーマル時の省電力設計のためなのか、このスコアダウン幅は結構大きいと感じる。

Honor 9Xの総合スコアもミドルスペック端末にしては結構出ているなと思った。またHonor 9Xの方では省電力をノーマルの状態に戻しても、そこまで大きなスコアダウンは見られなかった。3Dの相当重たいゲーム以外であれば、Honor 9Xでもほぼ快適に遊べるんじゃないかな。また、バッテリー容量も大きいので、ゲームをするにはいいかもしれない。Honor 9Xのフロントカメラがポップアップ式でノッチがないのもゲーム向けにはいい。